銀行預金で資産を2倍にするには720年かかると知った日の話

投資
  • 銀行預金だけだと資産2倍に720年かかる衝撃の理由
  • 「72の法則」で誰でもカンタンに資産倍増までの年数がわかる
  • 投資が必要な本当の理由と、最初の一歩の踏み出し方

実は僕、20代の頃「お金は銀行に預けておけば安心」って本気で信じてたんですよね。

毎月コツコツ貯金して、通帳の残高が増えていくのを見てニヤニヤしてました。「俺、ちゃんとしてるじゃん」って。でもある日、ふと気づいちゃったんです。利息、少なすぎないか?って。

通帳を見たら、1年間でついた利息がまさかの数十円。…え、自販機でジュースも買えないんですけど。正直、「まじか」ってなりました。

そこから自分で調べまくって「72の法則」なるものに出会い、銀行預金で資産を2倍にするには約720年かかると知ったときの衝撃たるや…。鎌倉時代から預けてやっと2倍って、もはやギャグですよね。(笑)

同じように「とりあえず銀行に預けておけばいいかな」と思っている方に、僕の体験と気づきをシェアしたいと思います。

そもそも「72の法則」って何?

まず、僕が衝撃を受けた「72の法則」について説明させてください。

めちゃくちゃシンプルな計算式で、「72 ÷ 年利(%) = 資産が2倍になるまでの年数」というものです。

たとえば年利1%なら、72 ÷ 1 = 72年。年利5%なら、72 ÷ 5 = 約14年

じゃあ今の銀行預金の金利って、いくらか知ってますか?

普通預金の金利は、大手銀行でだいたい年0.1%前後(2025年時点)。これを72の法則に当てはめると…

72 ÷ 0.1 = 720年

720年ですよ。西暦1305年、鎌倉時代に預けて、やっと今ごろ2倍。もう一回言います、鎌倉時代です。元寇のちょっと後です。(笑)

注意

72の法則はあくまで複利計算の概算です。実際の利息は税金(約20%)が引かれるため、実質的にはさらに長い年数がかかります。

僕はこの事実を知ったとき、正直ショックでした。「貯金=正義」だと思い込んでいた自分がちょっと恥ずかしくなったんですよね。

銀行預金が「安全」という思い込みの落とし穴

項目 銀行預金(年利0.1%) 投資(年利5%想定)
資産が2倍になる年数(72の法則) 約720年 約14年
月3万円×20年の運用結果 約727万円 約1,233万円
うち運用益 約7万円 約513万円
インフレ(年2%)に勝てるか ✕ 負ける ○ 勝てる可能性が高い

「でも銀行預金は元本保証だし、安全でしょ?」って思いますよね。僕もそう思ってました。でも、ここに大きな落とし穴があるんです。

それがインフレ。モノの値段が上がっていくと、同じ金額のお金の「買える力(購買力)」がどんどん下がっていくという話です。

たとえば、日本政府と日銀はインフレ目標を年2%に設定しています。実際、2023年・2024年は消費者物価指数が前年比2〜3%台で推移しました。

つまりこういうことです。

  • 銀行預金の金利:年0.1%前後
  • インフレ率:年2〜3%

預金の増え方よりも、物価の上がり方のほうがはるかに速い。

仮に貯金100万円を10年間そのまま銀行に預けていた場合、金利でほんの少し増えたとしても、物価が年2%ずつ上がっていたら、実質的な購買力は約82万円分まで目減りしている計算になります。

銀行預金は「額面」は減りませんが、インフレ下では「実質的な価値」がじわじわ減っていきます。これが「預金は安全」の見落としがちなリスクです。

僕はこれを知ったとき、「え、貯金してるのにお金の価値が減ってるの?」とめちゃくちゃ混乱しました。安全だと思ってた場所が、実はゆるやかに沈んでいく船だったみたいな感覚です。

投資の必要性にやっと気づいた瞬間


72の法則とインフレの話を知って、僕の中でようやくパチッとスイッチが入りました。

「貯金だけじゃダメだ。お金にも働いてもらわないと」

でもですね、ここからがまた大変だったんです。投資って聞くと、なんかこう…怖くないですか?

  • 「株で大損した」って話はよく聞くし
  • チャートとかグラフとか、見ても意味わかんないし
  • そもそも何から始めればいいかわからない

僕も最初はまさにこの状態でした。正直、投資=ギャンブルだと思ってたんですよね。

でも調べていくうちに、「長期・分散・積立」という投資の基本を知って、少しずつ印象が変わっていきました。金融庁の「つみたてシュミレーター」で試算してみたんですが、これがなかなか衝撃的で。

たとえば毎月3万円を年利5%で20年間積み立てた場合、元本720万円に対して運用結果は約1,233万円。つまり約513万円が運用益です(※出典:金融庁「つみたてシュミレーター」での試算。あくまでシミュレーションであり将来を保証するものではありません)。

一方、同じ月3万円を銀行預金(年利0.1%)で20年間積み立てた場合、元本720万円に対して利息はわずか約7万円程度。

この差、約506万円ですよ。同じ「月3万円コツコツ」なのに、置き場所が違うだけでここまで変わるのか、と。

ポイント

投資で大事なのは「一発当てる」ことではなく、「長い時間をかけてコツコツ増やす」こと。これを複利の力といいます。時間を味方につけるのが最大の武器です。

僕が最初の一歩を踏み出すためにやったこと3つ

偉そうなことを言ってますが、僕も最初は本当にビビりながらのスタートでした。でも、今振り返ると「あのとき始めてよかった」と心から思います。

僕がやったことはシンプルに3つだけです。

①まず少額で「慣れる」ことを優先した

いきなり大金を突っ込む必要はありません。僕も最初は月1万円からのスタートでした。「これなら最悪なくなってもいい勉強代だ」と思える金額から始めるのがコツです。

②つみたてNISAを活用した

金融庁が「長期・積立・分散投資」を後押しするために作った制度がNISA(少額投資非課税制度)です。運用益が非課税になるので、初心者にはまずここから始めるのがおすすめ。2024年からの新NISAでは非課税保有期間が無期限になり、さらに使いやすくなりました。

③インデックスファンドを選んだ

個別株を選ぶ知識なんてなかったので、市場全体に分散投資できるインデックスファンドを選びました。「どの銘柄が上がるか」を予測する必要がないので、初心者でもとても始めやすいです。

注意

投資には元本割れのリスクがあります。特に短期間では値動きが大きくなることもあるので、生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)を確保したうえで、余裕資金で始めることがとても大切です。

まとめ

銀行預金で資産2倍に720年かかる——この事実を知った日から、僕のお金に対する考え方はガラッと変わりました。

もちろん、貯金が悪いわけじゃありません。生活防衛資金や近い将来使うお金は、銀行預金に置いておくべきです。でも、「全部預金」はもったいない。これだけは断言できます。

ポイント
  • 銀行預金の金利では、インフレに勝てない。預けているだけでお金の実質価値は目減りする
  • 「72の法則」で将来を見える化する。今の運用方法で資産が2倍になるのは何年後?
  • 投資は怖くない。少額×長期×分散で「時間を味方につける」のが最大のコツ

僕は「もっと早く始めればよかった」と今でも思っています。でも、気づいた今日が一番早い日です。

この記事を読んでくれたあなたには、720年待たなくていい方法があることを知ってほしい。同じ後悔を、してほしくないから。

まずは少額からでいいので、「お金に働いてもらう」感覚を体験してみてください。きっと、通帳の数十円の利息を見てニヤニヤしていた過去の自分に「おいおい」って突っ込みたくなりますよ。

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